Posted by あしたさぬき.JP at ◆

 

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2010年08月22日
Posted by キキ at ◆2010年08月22日00:00Comment(0)

【鑑賞メモ】レオニー

去年エキストラで参加した「レオニー」の完成披露試写会へ。

彫刻家イサム・ノグチを育て、
自らも波乱の時代を生き抜いた一人のアメリカ人女性
レオニー・ギルモアの生涯。

20世紀初頭のニューヨーク。これからは女性も仕事を持って生きる時代と、文学の道に進む夢を持ち、希望に満ちた人生が待っていたはずだったレオニー。
しかし、一人の日本人の青年との出会いによって彼女の人生は波乱に満ちたものとなっていく・・・。レオニーは彼を愛し妊るが、男は一方的に日本へ帰国してしまう。
シングルマザーとなった彼女は、子供とともにアメリカと日本の二つの国で、困難な時代を生き抜いていくー。我が身の不幸を嘆くよりも、潔く運命を引き受け、自分らしく生きていこう。それが彼女の信念であり、また我が子に伝えたいたった一つのことだった。
イサム・ノグチと命名された子供は、長じて「地球を彫刻した男」として世界中にその名を知られる芸術家と成長していく。自らの意志の力で未来を切り拓いて行くレオニーの生き方は、多くの人々の心を打ち、勇気と感動を与えてくれるだろう。


松井監督がレオニーという女性の存在を知ってから作品が完成するまでの道のりを見聞きしていたせいか「これをどうしても撮りたい」という熱意みたいなものも伝わり、「久々に映画らしい映画を観た」気がしました。
「○○製作委員会」のテレビ局やら広告代理店やらの名前がずらっと連なることもなく、
エンドクレジットの間「アーティスト」(括弧書き)のとってつけたような歌をフルコーラス聞かされるということがなかったのも好印象。

オットと見に行ったんですが、二人の感想はちょっと分かれました。
オット(アクションもの好き)「とりとめもなく話がつらなっていて2時間半はちょっと長かったです」
ワタシ「伝記映画ってそういうもんではないの?」
とは言ったものの、実在の人物の名前がタイトルになっている映画で見たのは「マルコムX」ぐらい。ちょっと探して見てみようかな。

余談ですが、ロケで参加したシーンはけっこう長くカメラを回していたような気がしても
完成してみればほんの数秒。
松井監督も上映のあとで「すみません」と仰ってましたが、
画面から切れて写っていない、シーンごとカットされていて集合写真のようにはいかない
というのは織り込み済みですので気にしないでくださいニコニコ。